LIGNE DE FUITE


日時:2004年11月23日(火)12:30〜
場所:シアター・ドラマシティ(大阪/梅田)




非難誘導灯が消される。
舞台には、白く浮かび上がる、5本の消失線とそのすべてが集約された、点。 消失点。
そしてスポットライトを浴びた、木でできた白い椅子。

舞台下1/3に暗い闇。
5人の人が現れ、白い椅子と共に泳ぎ、浮かび、闇へ落ちる。
殺される赤いスーツの女。 犯人は 誰?
宇宙飛行士が、見事な空中遊泳をし、空を蹴る。
パートタイムのスイミングコーチ、かつ残りの時間は哲学者になる人物、自分を喰らう人喰い鬼、犬人間でありながら週末限定情報処理技術者、記憶を失くした踊り子。。。。?(よくわからなかった)
クエッションを文字通り口から出し、矢印に指される。
赤いスーツの女が、また殺される。 。。。犯人は 誰?
傘をたたむ、そのコンマ1秒の速度。
シルクハットにコート。カッコイイ!
誕生日じゃないけど、プレゼントをありがとう。その中身は 手。 または籠の中に入ったおじいちゃんの顔。撃たれるおじいちゃんの顔。
宙に浮かび、脳ミソに飲み込まれる人。
大仏のような、巨大なフウセン人間。ちょいとマヌケなマネキン人間。
白い椅子に乗って背後を滑り行く2人。
白い鳥が飛び、 殺される女の人。 犯人は。。。?
登場人物はすべて私、であり、他人でもある。らしい。。。。犯人は、私かもしれないし、あの人かもしれないし、他の誰かかもしれないし。。
犯人であると共に、被害者でもあるかもしれない。。。
そしてすべては消失線と共に、消える。

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↑見るからにワケ分らない感じですねー
夢を見ていたような、化かされたような、ぽかーんとした時間でした。
舞台のあの人は、私かもしれないのか??なんだそれ??って考える間も無く次から次へと襲ってくるトリップイリュージョン。
この不条理感が、たまらなくステキ!!
呆気に取られるという言葉がまさしくぴったり。ただただ、ひたすら圧倒されておりました。
とにかくカッコイイんですっっ 他に言いようが無いですね。ハイ。
ボキャブラリーなんて必要ない。感覚さえあれば。舞台に酔いました。