ナウ川・アウエン
画集では、ほんの数行しか紹介されていなかったり、コンセプトによっては省かれていたり。
絵と建築がどうしても中心になるからなぁ。
1984年、ウィーン東部にあるハインブルク周辺の森と草地(ドナウアウエン)は、ドナウ川に建設予定の水力発電所によって危機にさらされていました。
この事は、画集に載っていたりしますが、読むと見る(写真等)とではぜんっぜん違いますね!
上記サイトを見て、びっくり。
こんっなに広大で見事な自然だったとは。。。そもそもこんな湿地帯がウィーンにあるとは。

で、この森の120万本という樹林が切り倒されて水力発電所ができるという計画に対して、
ワッサーや自然保護活動家達は反対運動を起こしたわけです。
この問題は、全国的な関心へと広がり、組織的な反対運動が盛り上がりました。
建設工事を止めるために、ワッサーは1週間デモ行進に参加し、雪の中(マイナスを記録する寒さ)にテントを張って泊まり込み、 そこで反対キャンペーンのためのポスター
【ありのままの自然は我々の自由のシンボルだ】
を作りあげました。

断固とした反対運動に押され、この水力発電計画は中止され、1996年10月27日、ドナウ・アウエンは
『ドナウ・アウエン国立公園』と指定されました。その間18年。

この時ワッサーによって作られた【ありのままの自然は我々の自由のシンボルだ】ポスターが、
この度(2004年10月)、オーストリア切手のデザインとして採用されました。素晴らしい!!

この詳しい内容については、下記サイトへレッツゴー!

日本語の記事。

日本語に翻訳された、ドイツサイト。(切手の元となったポスターも見られます)